インバウンドの影響

一般情報

アジア各国の訪日旅行者は自国で購入するよりも日本のOTC医薬品は安全性が高く、効き目がよく、パッケージがおしゃれな薬が安く買えるとして人気です。

とりわけ、風邪薬、頭痛薬、胃腸薬、かゆみ止め、目薬、消炎鎮痛剤、便秘薬、湿布、鎮咳去痰剤、のど薬などが人気となっています。

以下は過去10年間の訪日外国人数の比較です。

 

出所:日本政府観光庁の訪日外国人数発表資料を著者加工

また、以下はインバウンドの主要なアジアの国別の訪日外国人数の比較です。

2023年1~9月(万人) 2019年1~9月(万人)
韓国 489 558
台湾 297 489
中国 159 959
香港 148 229
その他アジア 247 265
コロナによる渡航規制により、2020~2022年までは訪日外国人数が減りましたが、
2023年1~9月の訪日外国人総数は2019年の同期間と比べると70%程度、2019年1~9月の訪日外国人数の総数2,441万人の内、アジア人は83.5%を占めていましたが、2023年1~9月の訪日外国人総数1,737万人と77%に減少しています。
円安の影響も大きく、OTC医薬品の収益へのインバウンドの貢献度が高くなってきています。